Q:古河電気工業(株)の事業別売上構成はどのようになっていますか?なぜ同社は非鉄金属セクターに分類されているのでしょうか?

なぜ「非鉄金属」セクターなのか
これは東京証券取引所の業種分類(33業種)上の区分によるものです。理由は主に次の通りです。
祖業と主原料が銅だから。 古河電工は1884年創業の電線メーカーで、古河財閥の足尾銅山で産出した銅を精錬・加工する事業(銅の圧延・電線製造)から発展しました。電線・ケーブルの主原料は銅やアルミといった「非鉄金属」(鉄以外の金属)であり、日本の業種分類では電線大手はメーカーとしての製品用途(通信・自動車など)ではなく、素材面のルーツで分類されています。このため、同業の住友電気工業(5802)やフジクラ(5803)も同じ非鉄金属セクターに属しており、証券コードが5800番台(非鉄金属の割当帯)に並んでいるのもその表れです。
実態としても、上のグラフの通り新区分ではメタルソリューション(銅条・銅合金線・めっき製品などの金属加工)が最大セグメントで、銅価格の変動が売上高に直接影響する事業構造です。一方で、光ファイバや半導体関連テープ、自動車部品など「非鉄金属」の枠に収まらない事業が利益の中心になっているのも事実で、業種分類と事業実態のギャップはアナリストの間でもよく指摘される点です。
ご参考までに、この分類は歴史的経緯に基づく形式的なもので、投資判断の際は実際のセグメント構成や利益源を見る方が実態を捉えやすいと思います。
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